利用者を増やすため積極的な取組みをする福島空港

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航空券を購入したいと考えたり、航空券を使用する必要性に迫られたりしている人は、福島空港を利用するのも有効な選択肢となるでしょう。地方管理空港である福島空港は、福島県石川郡玉川村と須賀川市にまたがる形で設置されています。
福島空港が開港される前の1978年、知事が県議会で、空港の建設に対して、積極的に取り組む姿勢を見せました。そして、1981年には、県が空港対策本部を設置すると同時に、専門家による委員会が設置され、空港を建設する候補地を、詳細に比較、調査する運びとなりました。
その後、さまざまなプロセスを経て、1993年、562億円という建設費を投じて、福島空港は開港され、2,000メートルの滑走路一本が供用されることとなりました。そして、1995年には滑走路を2,500メートルにする事業の起工式が行われ、2000年、2,500メートルの滑走路が全面的に供用開始されることになりました。また、1999年には国際線の旅客ターミナルビルが開館され、2001年、2006年、2012年にはそれぞれ、福島空港の利用者が500万人に、当空港の中国上海路線の搭乗者が10万人に、当空港の累計利用者が1千万人に達しました。また、2011年に発生した大規模震災に於いては、管理棟の窓ガラスが破損するという被害があったものの、運用は継続されたということです。
福島空港発の航空券を所有していて、搭乗手続きをしたり、航空券を入手したりするために、こちらの空港へアクセスしたいという人は、空港リムジンバスや予約制バス、予約制乗り合いタクシー、鉄道、自動車といったさまざまな交通手段を利用することが可能となります。それらの内、乗り合いタクシーは、当空港の立地条件の悪さをカバーするために、リーズナブルな利用料金が設定され、提供されているものだそうです。
また、この空港は福島県の南部に立地していますが、栃木県には空港が設置されていないため、栃木県に於けるFMラジオの番組などで広告を流すなどして、同県内の利用者を獲得するための働きかけがおこなわれているようです。そして、当空港では2,300台を収容する駐車場を、無料で利用することができます。そのため、当空港発の航空券を所有している人は、マイカーを利用しても、駐車料金を負担することなく、長期間にわたる旅行、業務出張などをすることが可能となるでしょう。また、こちらの空港周辺には、公園や緑地スペース、日本庭園、運動場、イベントスペース、展望台など、数多くの観光スポットが存在するという利点もあります。

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